AI Creative Prototype 09 / 営業言語化 / 地方の受託 SIer(製造業向け)

Creative Brief

AI に組ませる前に、決めた 5 つのこと。

白色システムワークス株式会社(架空)はくしょくシステムワークス / テーマ:言われたシステムを作る会社から、業務を理解して設計する会社へ

そのシステム、本当に必要ですか。

「開発できますか」の問い合わせしか来ないサイトを、「何をシステム化すればいいか分からない」の相談が来るサイトへ。社長の言葉をそのまま核にしたブリーフです。

白色システムワークス株式会社(架空)の TOP ページ
架空企業のデモです。社名・人物・数値・競合企業はすべて架空で、取引実績ではありません。このブリーフは、架空のオリエンシートをもとに I'm Hopping が実案件と同じ順番で書いたものです。

架空クライアントの概要

オリエンシートから、設計に効く事実だけを残しました。

業種
製造業向け業務システム開発(生産管理 / 在庫 / 工程 / 品質 / 原価 / ハンディ / IoT / ERP 連携)。受託開発が 75%
規模
社員 74 名(エンジニア 52・営業 9)/ 売上 約 11 億円
所在地
石川県金沢市
設立
1998 年
顧客
北陸・東海の製造業(機械加工・金属加工・自動車部品・電子部品・食品)、従業員 100〜1,000 名
経営者
代表(54 歳)。工場に行って、運用のおかしさを見つけてくる人
依頼の入口
営業言語化。会社としての営業ストーリーを作りたい

設立 28 年、工場の中に入り続けてきた受託 SIer。サイト経由の問い合わせは「開発できますか」「Java の派遣は」ばかり。営業は技術の話になるとエンジニアを連れて行き、会社としての営業ストーリーがない。

社長うちの価値は、『そのシステム、本当に必要ですか?』と言えるところじゃないかと思っています。
エンジニアうちは意外と業務整理からやってるんですけど、サイトには全然書いてないです。

想いの言語化(核になる想い)

経営者の言葉から一文にする。整えすぎない。

そのシステム、本当に必要ですか。

なぜ、この事業をやっているか

工場に行って話を聞くと、システムの問題ではなく運用がおかしいことがある。作る前に、そこを整理する。

何に怒っているか

DX という言葉だけで押すこと。「AI 導入できます」の乱発。技術スタック一覧が主役のサイト。言われたものをそのまま作る受託。

何を守ってきたか

28 年、工場の中に入ってきたこと。現場に行くこと。要件の前に業務を見ること。

核の出所社長の「うちの価値は『そのシステム、本当に必要ですか?』と言えるところ」をそのまま。工程コードを統一してから改修した事例と、新規開発せず ERP とハンディを連携した事例が実例。

社名との接続白色 = 白紙。作る前提の色をつけずに、まっさらな状態で工場の業務を見る。「システムワークス」は作る会社に読める語だが、核はその逆を言う。

競合分析

同業 3 社(架空)の打ち出しを並べ、取らない土俵を決めてから、空いている立ち位置を 1 行にします。

北日本ITソリューションズ架空
規模が大きい。提案力・ブランド力
規模では戦わない
FACTORY DX LAB架空
製造業 DX 特化。言葉の作り方とマーケが上手い
「DX」の言葉の土俵は取らない。28 年工場に入ってきた中身で勝つ
地元ソフト株式会社架空
価格が安い。小規模案件
安い受託に見えないようにする
規模現場
DX の言葉業務の整理
価格判断

左が 3 社の戦っている軸、右が空いている側。

空いている立ち位置(結論 1 行)

規模・DX の言葉・価格のどれでもなく、「作らない判断まで含めて、業務を整理する」SIer は空いている。

営業部の「メーカー一覧と技術スタックは残して」は下部に残せば矛盾しない。TOP の順番(対象 → 聞くこと → 開発前にやること → 違い → やらないこと → 開発後)が、そのまま営業の話し方になる。

サイト戦略

誰に、最初の 3 秒で何を見せ、どこへ動かすか。

誰に(最優先の 1 人)

47 歳、金属加工 300 名の生産管理課長。Excel 管理が限界で、在庫数が合わない。「生産管理システムを入れろ」と言われたが、何を入れればいいか分からない。「生産管理システム 導入 失敗」と検索して疲れている。

最初の 3 秒で見せるもの

現場の相談の言葉(「Excel 管理が限界」「在庫数が合わない」「ERP を入れたが現場が使っていない」)が並ぶ FV と、核の 1 行。技術スタックのロゴは出さない。

どこへ動かすか

業務の相談(現場を見に行きます / まず 30 分)。副 CTA に「作らなかった事例を見る」。

サイトのタイプ

CV 導線型(BtoB)。装飾より情報設計。工場写真で「都会の SaaS」と距離を取る。

TOP の構成(10 ブロック)

  1. 01FV:相談の言葉 + 核の 1 行
  2. 02考え方(社長の言葉)
  3. 03何を聞く会社か
  4. 04支援プロセス(現場を見る → 整理 → 作る・作らない → 開発 → 定着)
  5. 05作らなかった事例 2 件
  6. 06対応できる課題 7 つ
  7. 07エンジニア
  8. 08技術領域(スタックは小さく)
  9. 09製造業のお客様(業種のみ)
  10. 10相談フォーム

外したもの「確かな技術で、ビジネスの未来を創る」型の抽象コピー、「DX 支援」をサービス名として立てること、技術スタック一覧を主役にすること、「何でもできます」。

デザイントーン&マナー

色・書体・写真・動きを、核から導き出します。参考にしたサイトの色や言葉は使いません。

社長の希望は「IT 企業らしい先進性」「東京の SaaS 企業みたいなのは違う」「工場の現場写真」「青系は多いので少し変えたい」「堅実さ」。避けたいのは「都会的すぎる」「安い受託開発会社に見える」。差し色は初版の朱から、デザインの段階で明るい青 1 色に変えた。濃紺の「IT の青」ではなく、白紙に引く 1 本の線として。

ベース

#F2F3F1

工場の白灰と白。SaaS のグラデーションを使わない

#1B2A2F

深い青緑。「青系を少し変えたい」への答え。青の面は使わない

アクセント

#1C90ED

明るい青 1 色。「作らない」の判断印と CTA のみ。初版の赤ペンの朱は、デザインの段階で青に変更した

書体

Inter Tight(英字・数字)+ BIZ UDPGothic(和文)。堅実で読みやすい。等幅コード書体は使わない。

写真

工場でヒアリングするエンジニアと現場の人、ホワイトボードの業務フロー、ハンディ端末、紙の帳票。握手や抽象的な回路イメージは使わない。

動き

FV の相談タグが「作る / 作らない」に振り分けられる 1 演出。判断する会社であることを動きで 1 回。

避けたもの(オリエンの「絶対避けたいこと」から)

  • DX という言葉だけで押す
  • AI 導入できます、の乱発
  • 技術スタック一覧が主役
  • 「何でもできます」
  • 都会的すぎて地元企業に見えない
  • 安い受託開発会社に見える

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